食物繊維には種類がある!
「食物繊維を摂ってくださいね。」
と言われても一体どんなものを摂るのがいいのか分からない!という方がいま
す。
では、様々な食材を知る前にまずその種類を知っておきましょう。
種類は2種類。
水に溶けにくいタイプと、水に溶けるタイプに分かれます。 水に溶けにくいタ
イプを「不溶性食物繊維」といい、水に溶けるタイプを「水溶性食物繊維」と
いいます。
知っていましたか?多くの方は、食物繊維に種類があることを知りません。
それもそのはず。知っていることでメリットがないからです。
では、どうして??
溶ける溶けないという問題がそんなに重要なのか?!と思いますよね。実は、
これを知らないと効果的に体に摂取することができなのです。
では、詳しくみていきましょう!
不溶性食物繊維というのは、植物の細胞壁をつくっている成分で、「リグニン」
「セルロース」「ヘミセルロース」などをいい水に溶けにくい成分です。
例えば、野菜や穀物に含まれるセルロース、未熟な果実に含まれるプロトペク
チン、キノコ類に含まれるグルカン、エビやカニの殻に含まれるキチン・キト
サンなどがあります。
水に溶けにくいということは、調理をしてもまた胃を通過しても栄養分が薄ま
りませんから、腸にしっかり届いて栄養として体に吸収されやすいと言えます。
またダイエットをしている人には、もってこいということもできます。
他にも。
・ 食欲があり太っている人
・ お肉大好きな人
・ 便秘に悩んでいる人
などの人にはぴったりということができるでしょう。
では、これに対して水溶性食物繊維とは何でしょうか。
これは、植物の細胞の中に貯蔵されたり、植物が分泌する成分に含まれ、やは
り「糖」がたくさんつながってはいます。
ここまでは先ほどと同じ。唯一違うのが水にとっても溶けやすい成分であるこ
と。
例えば、果物や、ニンジンなどの野菜に多く含まれるペクチンや、コンニャク
に含まれるグルコマンナン、海藻類に含まれるフコイダンなどが代表的です。
水に溶けやすいので、すぐにゲル状にどろどろになって小腸で糖と一緒に吸収
されます。
また血糖値をあげないようにしてくれたり、コレステロールを減少させてくれ
るという働きもあります。さらにこの食物繊維は、善玉菌の大好物!腸内の働
きを整えてくれるますよ。
・ 太ってきたなと感じている人
・ 血糖値を気にしている人
・ 糖尿病家系の人
・ 血中のコレステロールの上昇を抑えてたい人
こういった方にぴったりです。
多くの栄養素の場合、溶けることで問題があったりするのですが、食物繊維は
どちらにしても最高!ということができるでしょう。ですから、あなたの目的
に合わせて、良質の食物繊維をとってみるのがいいと思います。
例えば、キノコは食物繊維が豊富な上に「がん予防にも効果的」と言われてい
ます。カロリーがほとんどないですから、少し体をシェイプしたい時には、こ
ういった食材がとっても便利です。
食べ方もいろいろありますから、あなたオリジナルのメニューを開発しても
楽しいかもしれませんね。
http://www.gekizou.biz/report.php?aid=1035554&cid=1032357
次回は
食物繊維、これを食べればもう安心!